外壁や屋根の色ムラや塗膜の剥がれを防止するには3回塗りが基本!

外壁・屋根塗装は一般的に3回塗りです。下塗り→中塗り→上塗りの順で塗装します。中塗りと上塗りは基本同じ塗料を使用しますが、下塗り塗料はほとんど白色の塗料です。下地の元の色を隠して新しい色を綺麗に見せるためです。

他にも塗料の吸い込みを抑える役割も持っています。下塗りをしなかった場合、下地に塗料が吸い込まれ、塗料の性能が発揮できず、色ムラができたり耐久性が落ちてしまいます。

下塗りをする時は必ず綺麗に洗浄した状態で行います。汚れの上から塗装しても塗料が剥がれやすくなるからです。下塗りをすることで、綺麗に塗膜を作り、汚れが付きにくくなったり、汚れても雨などで洗い流してくれます。

外壁や屋根の耐久性や美観を長く持たせるためには、下塗りがとても重要です。

材質によって使用する下塗り材は変わります。例えば、細かいひび割れが出やすいモルタルや劣化したスレート屋根には粘度が高く、厚めに塗ることができるフィラーが適しています。

また、窯業系サイディングや塗料を吸い込みやすい木部などには密着性があり塗料の吸い込みを抑えてくれるシーラーが適しています。

このように材質に合わせた下塗り材を選ぶことで、上塗り材の性能をしっかり引き出し、外壁や屋根の劣化を抑えてくれます。